水中ハウジング:seafrogs α9 (標準ズームポート)

sony α9

Tamron 17-28mm f2.8 (A046)

既にこの組み合わせで地形&スイマー、ウミガメ&スイマーを撮影して周辺画質以外は満足な画が撮れる事を実感しているのですが、動きの速い水中のイルカでも通用するのか試してみたく急ぎ利島のイルカ達を撮影しに来てみました。

周りのイルカ撮影している人のハウジングはNauticamかSEA&SEA。
そんな中、もうハウジングに大金払うの無理と思って、時々見掛ける様になりつつある中華メーカー『seafrogs』製品を購入。
購入に当ってはドームポートがアクリルであることが一番の悩みのでしたが、フラットポートでも広角ズームが使用出来る(周辺の画質は落ちるか?)という事で選択。ドームポートじゃないとイルカ寄ってきてくれないんじゃないかという不安もあります。

総重量も約3.3㎏とフルサイズ一眼での水中カメラとしてはかなり軽量。
現在も使用しているCANON EOS 5DsRとSEA&SEAハウジングとATENAドームポートの総重量は8㎏強。

重量半分というのは魅力、その分強度が不安で扱いが繊細になりそうです。
SEA&SEAは9年目になりますがオーバーホールに出したこともなく旅から帰宅後も水に漬けて置くなどのメンテをした事もなく、ボタンが取れて一回交換した事がある位、とかなりいい加減な扱い方でしたが丈夫です。

早速撮影した際の感想。

近くで目を追いたい際のトラッキングは目を追い続ける事はほとんどないけど頭辺りをそこそこ追い続ける。割り込んできたイルカに関してのピントの合わせ直しは若干落ちる感じのAF性能。ただ慣れると問題はなさそう。

トラッキングは、レフ機の際は中央一点のサーボで撮影していたのでトラッキングが追従してさえいれば今までよりも撮影は楽になった様に感じます。

一点気になっているのはフォーカスが追従しているように見えていたのに実際はピントが合っていない事がありちょっと残念(もちろん被写体ブレではありません)、こういったピント外しはレフ機の際はほぼ無かったので。

あと一番どうなるか気にしていたのが背景へのピント抜け、これは今までより良いのか?悪いのか?
今までは中央で捉え続けるサーボを利用していたので中央から被写体が追い切れず外れるとピント抜けしていた(当たり前ですね)。

α9では、トラッキングが上手くいくと快適だけど、訳分からない所にいきなり行ってピントが外れるとリカバリーが非常に大変。

奥からイルカ達が向って来る時なんかは遠目の段階でAFすると色が青のみになる理由かコントラストが低くなる理由かでトラッキングが全然違う所に引っ張られゴミ写真を量産してしまう事がある。

以上を考えると、良い部分と悪い部分があり、トラッキングが追従するか外れるかのラインもしくは癖もしくはAIの限界があってその辺を上手く掴めれば「諦める!」ところと「行ける!」って所が明確になって便利なんじゃないかと思います。

機能が細かすぎて多すぎてまだα9使いこなせていない所もあると思います。

ミラーレスを使っているのか分からないが『レフ機からミラーレスに変更すると後悔するよ!』と私に言い切った人がいたが今の所特に大きな不便は無い様に感じています。

後は撮影した写真を見て判断してください。周辺に関してはドームポートじゃないと改善しないかな。

今まで撮れていた写真が撮れているな~と感じてもらえていれば軽いカメラを追加購入した意味があります。

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